最近、私があまり「中年の危機」の話ばかりするから、まだ年若い生徒さんらが「年取るのがむちゃくちゃ怖いんですけど」とか言い始めた。
他でも「中年の危機」を話題にしているのを聞いた。
引き続き、研究は続けていくけれど、そろそろおおっぴらに言うのはやめよう。
脅しているわけじゃないんだけどね。
中年の危機は、人間臭い、非常に人間臭いテーマなんだけどね。
そんなこんなで、ここ数日、考えさせられることがたくさんあった。
多くの人から、様々な意見を聞かせてもらう機会にも恵まれた。
特に、きのうのYさんとの会話。
それから、私はすっかり「考える人」モードになっている。
私に強い影響を与えるのは、いつも年上の人だ。
彼らは、「経験の目」からスバリと核心をついてくれる。
25歳の私に「まだ自分の言葉で話していない」と伝えてくれた年上の友人。
先日の「被害者になるな」と言ってくれた恩師もそう。
だから私は、年をとることに抵抗がない。
成熟とは、老いではなく可能性なのだと教えてくれた人たちが、私の前にたくさん存在しているからだ。
可能性をつかむか、それに蓋をするかの瀬戸際に立たされる。
それが中年の危機だ。
人生を通して、私はたくさんの中年の危機を目の当たりにしてきた。
もちろん私だって、トランスサタニアンに揺さぶられ続けている。
今、それを言葉にしようとしても、どうしてもうまくいかない。
少しも本質に触れられない。
トラブルに巻き込まれて、会社を辞めざるを得なかった。
夫が浮気をし、精神的に不安定になった。
倒産して、家族とも離婚した。
何もかもがどうでもよくなり、人生を投げ出したくなった。
妻がうつになり、人生がままならなくなった。
人が持っているものを自分は持っていないことに気づき、途方に暮れた。
子育てに疲れた。
本当に挙げればきりがないほど、数多くの「中年の危機」がここにある。
けれど、それは単に目に見える現象でしかない。
中年の危機というのは、実際、こころに働くものだ。
なぜならトランスサタニアンとは、こころの奥深くに直接コンタクトするエネルギーなのだ。
だから、言葉にするのは非常に難しい。
忙しくしていると、忘れてしまうほどの微かな変化。
けれど、いつもそこにある不安。
埋めることのできない、こころの空洞化。
誰かに聴いてもらおうとしても、どうしても核心にたどり着けない。
それが結果、人を孤独に向かわせ、そしてここで初めて、自分のこころとコンタクトすることになる。
私に多大な影響を与えた人たちは、この時期に何らかの苦しみに遭遇している。
それが、彼らの人間性に美しさを与えているのは言うまでもない。
本望ではない人生を生きつつ、抵抗できないほどの渦に巻き込まれても、やはりそれは自分の人生なのだ。
外からの圧力が高まり、過去のいまわしい記憶が新たにされ、自分の進むべき道が一時見えなくなったとしても、人生を生き続けることにこそ意味がある。
なぜなら生還した後、人は自分が思っている以上に深みを増しているからだ。
このようにトランスサタニアンは、人に深い彩りを与える。
普遍性=天王星や、一体感=海王星、こころの調整=冥王星を行い、味わいのある感性を育てていく。
そんなふうに乗り越えられたら、きっと後世に少しでも影響を与えられる「おとな」へと進んでいくことができるかもしれない。
とにかく天体云々なんて関係なく、その時の感情を味わい尽くすしかない。
それが象徴の理解につながるだろう。
他でも「中年の危機」を話題にしているのを聞いた。
引き続き、研究は続けていくけれど、そろそろおおっぴらに言うのはやめよう。
脅しているわけじゃないんだけどね。
中年の危機は、人間臭い、非常に人間臭いテーマなんだけどね。
そんなこんなで、ここ数日、考えさせられることがたくさんあった。
多くの人から、様々な意見を聞かせてもらう機会にも恵まれた。
特に、きのうのYさんとの会話。
それから、私はすっかり「考える人」モードになっている。
私に強い影響を与えるのは、いつも年上の人だ。
彼らは、「経験の目」からスバリと核心をついてくれる。
25歳の私に「まだ自分の言葉で話していない」と伝えてくれた年上の友人。
先日の「被害者になるな」と言ってくれた恩師もそう。
だから私は、年をとることに抵抗がない。
成熟とは、老いではなく可能性なのだと教えてくれた人たちが、私の前にたくさん存在しているからだ。
可能性をつかむか、それに蓋をするかの瀬戸際に立たされる。
それが中年の危機だ。
人生を通して、私はたくさんの中年の危機を目の当たりにしてきた。
もちろん私だって、トランスサタニアンに揺さぶられ続けている。
今、それを言葉にしようとしても、どうしてもうまくいかない。
少しも本質に触れられない。
トラブルに巻き込まれて、会社を辞めざるを得なかった。
夫が浮気をし、精神的に不安定になった。
倒産して、家族とも離婚した。
何もかもがどうでもよくなり、人生を投げ出したくなった。
妻がうつになり、人生がままならなくなった。
人が持っているものを自分は持っていないことに気づき、途方に暮れた。
子育てに疲れた。
本当に挙げればきりがないほど、数多くの「中年の危機」がここにある。
けれど、それは単に目に見える現象でしかない。
中年の危機というのは、実際、こころに働くものだ。
なぜならトランスサタニアンとは、こころの奥深くに直接コンタクトするエネルギーなのだ。
だから、言葉にするのは非常に難しい。
忙しくしていると、忘れてしまうほどの微かな変化。
けれど、いつもそこにある不安。
埋めることのできない、こころの空洞化。
誰かに聴いてもらおうとしても、どうしても核心にたどり着けない。
それが結果、人を孤独に向かわせ、そしてここで初めて、自分のこころとコンタクトすることになる。
私に多大な影響を与えた人たちは、この時期に何らかの苦しみに遭遇している。
それが、彼らの人間性に美しさを与えているのは言うまでもない。
本望ではない人生を生きつつ、抵抗できないほどの渦に巻き込まれても、やはりそれは自分の人生なのだ。
外からの圧力が高まり、過去のいまわしい記憶が新たにされ、自分の進むべき道が一時見えなくなったとしても、人生を生き続けることにこそ意味がある。
なぜなら生還した後、人は自分が思っている以上に深みを増しているからだ。
このようにトランスサタニアンは、人に深い彩りを与える。
普遍性=天王星や、一体感=海王星、こころの調整=冥王星を行い、味わいのある感性を育てていく。
そんなふうに乗り越えられたら、きっと後世に少しでも影響を与えられる「おとな」へと進んでいくことができるかもしれない。
とにかく天体云々なんて関係なく、その時の感情を味わい尽くすしかない。
それが象徴の理解につながるだろう。
明日は東京、そしてあさって日曜日は大阪で、2回目の「ノエルティル心理占星術基礎講座」が開催されます。
が、一回目を終えて、既に6回で基礎のすべてがお伝えできるかが心配になってきた。
だって、本当に伝えたいことがたくさんあるんだもん。
ということで第2回目は、1回目にも増して、ハイパーに進めていきたいと思っています。
みなさん、頑張ってついてきてください。
今までは、少人数の講座(多くても5人くらいかしら?)しかやってこなかったため、すべての人の進歩状況を確認しながら進めていけたのですが、人数が増えると、ひとりひとりの理解度を知ることがなかなかできない。
なので、なるべく基礎的なところを触れながらやろうとすると、かなり膨大な量になってしまう。
難しいところ。
最初にみなさんに、「ホロスコープをしっかり読めるようになる講座にします」と約束したので、それができるための知識やテクニックは、取りこぼさないようにするつもり。
理解した時は笑顔でうなずいて、わからない時は、すかさず手を挙げて、さくっと質問してくれるとありがたいです。
第2回目は、アスペクト考察と私の大好きなハウス間の緊張のネットワークを考えていきます。
実例を見ながらやっていくので、多分、時間はぎりぎりです。
でも、心理占星術の醍醐味が味わえるところなので楽しみにしていてください。
ハードな講座になるので、しっかり体力を温存しておかなくちゃ。
それでは明日、そしてあさってお目にかかりましょう!
が、一回目を終えて、既に6回で基礎のすべてがお伝えできるかが心配になってきた。
だって、本当に伝えたいことがたくさんあるんだもん。
ということで第2回目は、1回目にも増して、ハイパーに進めていきたいと思っています。
みなさん、頑張ってついてきてください。
今までは、少人数の講座(多くても5人くらいかしら?)しかやってこなかったため、すべての人の進歩状況を確認しながら進めていけたのですが、人数が増えると、ひとりひとりの理解度を知ることがなかなかできない。
なので、なるべく基礎的なところを触れながらやろうとすると、かなり膨大な量になってしまう。
難しいところ。
最初にみなさんに、「ホロスコープをしっかり読めるようになる講座にします」と約束したので、それができるための知識やテクニックは、取りこぼさないようにするつもり。
理解した時は笑顔でうなずいて、わからない時は、すかさず手を挙げて、さくっと質問してくれるとありがたいです。
第2回目は、アスペクト考察と私の大好きなハウス間の緊張のネットワークを考えていきます。
実例を見ながらやっていくので、多分、時間はぎりぎりです。
でも、心理占星術の醍醐味が味わえるところなので楽しみにしていてください。
ハードな講座になるので、しっかり体力を温存しておかなくちゃ。
それでは明日、そしてあさってお目にかかりましょう!
私が心理占星術をむきになって普及させようとしている理由は、数年前に手にしたある本がきっかけだ。
その本は、心理占星術という題にもかかわらず、それとはまったくかけ離れたものだった。
日本のレベルはこんなものなのか…とガッカリ&憤慨した私は、もっと実力をつけて、しっかりした心理占星術を伝えていかなくちゃと心に誓った。
それから月日が経ち、少しずつ心理占星術を学びたいという人が増えてきた。
それでも、まだまだ認知されたとは言い難い。
私の知名度の問題もあるかもしれない。
時間はかかるかもしれないが、少しでも良い講座を続けられたらと思っている。
心理占星術は、「当てもの」とは違う。
そこを物足りないと感じる、または葛藤を感じる学習者の人は多い。
心理占星術は、「いつ彼氏ができますか?」という質問に答えは出さない。
その代わり、質問に自分で答えを出していけるような人生となる手伝いをしていく。
「お客さんは満足しないのでは?」と不安に思うかもしれないけど、そんなことはない。
一度で結果を出すのが難しい時もあるが、大抵は「自分でやれるところまでやってみます」と元気に帰っていく。
そういうイメージを持って心理占星術を学ぼうとしてくれれば、とても実りの大きいものになるだろう。
ということで、再募集です。
数名集まっていただいていますが、人数が多いほうが、もう少し活気が出るかなと思って募集してみます。
★5月19日(土)から心理占星術基礎講座がスタートします。
●第1 第3土曜日 13時~15時 120分 全9回
場所:北参道 心理占星術研究所
料金:63,000円 (1回7,000円×9)
場所、お支払方法、レベル等のご相談は、こちらにお問い合わせください。
お問い合わせ
天体の象徴、12サインや12ハウスの構造、アスペクトの理解などを心理学的アプローチで学んでいく講座です。
占星術は、とにかく基礎が重要です。
自分の基礎力に不安を感じたままでいると、その後、どのようなテクニックを身につけても、自分の読み方に自信を持つことができません。
まずはしっかり土台固めをしていきましょう。
・心理占星術とは
・天体の心理的象徴の理解
・12サインの構造の理解
・12サイン各々の理解
・12サインの構造から考えるアスペクトの理解
・12ハウスの構造の理解
・12ハウス各々の理解
・まとめ
自分のレベルが気になる方は、是非、お問い合わせください。
その本は、心理占星術という題にもかかわらず、それとはまったくかけ離れたものだった。
日本のレベルはこんなものなのか…とガッカリ&憤慨した私は、もっと実力をつけて、しっかりした心理占星術を伝えていかなくちゃと心に誓った。
それから月日が経ち、少しずつ心理占星術を学びたいという人が増えてきた。
それでも、まだまだ認知されたとは言い難い。
私の知名度の問題もあるかもしれない。
時間はかかるかもしれないが、少しでも良い講座を続けられたらと思っている。
心理占星術は、「当てもの」とは違う。
そこを物足りないと感じる、または葛藤を感じる学習者の人は多い。
心理占星術は、「いつ彼氏ができますか?」という質問に答えは出さない。
その代わり、質問に自分で答えを出していけるような人生となる手伝いをしていく。
「お客さんは満足しないのでは?」と不安に思うかもしれないけど、そんなことはない。
一度で結果を出すのが難しい時もあるが、大抵は「自分でやれるところまでやってみます」と元気に帰っていく。
そういうイメージを持って心理占星術を学ぼうとしてくれれば、とても実りの大きいものになるだろう。
ということで、再募集です。
数名集まっていただいていますが、人数が多いほうが、もう少し活気が出るかなと思って募集してみます。
★5月19日(土)から心理占星術基礎講座がスタートします。
●第1 第3土曜日 13時~15時 120分 全9回
場所:北参道 心理占星術研究所
料金:63,000円 (1回7,000円×9)
場所、お支払方法、レベル等のご相談は、こちらにお問い合わせください。
お問い合わせ
天体の象徴、12サインや12ハウスの構造、アスペクトの理解などを心理学的アプローチで学んでいく講座です。
占星術は、とにかく基礎が重要です。
自分の基礎力に不安を感じたままでいると、その後、どのようなテクニックを身につけても、自分の読み方に自信を持つことができません。
まずはしっかり土台固めをしていきましょう。
・心理占星術とは
・天体の心理的象徴の理解
・12サインの構造の理解
・12サイン各々の理解
・12サインの構造から考えるアスペクトの理解
・12ハウスの構造の理解
・12ハウス各々の理解
・まとめ
自分のレベルが気になる方は、是非、お問い合わせください。
4回目となった「家庭の医学」。
いつも通り、19時半からの開催です。
少しずつ体の構造がつかめてきたので、そろそろ並行して、天体の象徴と結びつける講座もやっていきたいところ。
そちらのほうは、誰が講師というわけではなく、全員参加の講座にしていきたいと思っている。
なので、「私はメディカル占星術が得意!」という方、是非、参加してその知恵を炸裂してほしい。
詳細が決まり次第、告知させていただきます。
最近、心理占星術研究会「ウラヌス」というのも立ち上げたりと、外向きの活動を増やしている。
私には、ひとつの信条がある。
それは昔、TVの仕事をしていた時の恩師の口癖でもあった「被害者になるな。加害者として生きろ」という言葉。
もちろん文字通りの意味ではなく、加害者=能動的、被害者=受動的な人生ということ。
または、加害者は自分の言動の責任を取る生き方であり、被害者は常に外に原因や結果を求める生き方となる。
自分から動きを作り、外に働きかけ、その結果として行く末を潔く受け止める。
まだ23,4歳だった私にも、その言葉の重みを理解していた。
意識的に加害者になるという生き方は、言い訳もできないし、逃げることもできない。
パワーがいるし、時にとても孤独だ。
でも、これを無意識にやったら本当の加害者にもなりかねない。
TVの仕事でも、そんな人々をたくさん見た。
開き直りの言葉もたくさん聞いた。
私も…多分、死ぬほど失敗を繰り返してきた。
やはり、ここでも「意識的」というのが大切になる。
クレーマーみたいに、意識的な被害者も怖いけどね。
ということで、外向きの活動を意識的にやっていくつもり。
みなさんも一緒に盛り上げてくれたらうれしい。
いつも通り、19時半からの開催です。
少しずつ体の構造がつかめてきたので、そろそろ並行して、天体の象徴と結びつける講座もやっていきたいところ。
そちらのほうは、誰が講師というわけではなく、全員参加の講座にしていきたいと思っている。
なので、「私はメディカル占星術が得意!」という方、是非、参加してその知恵を炸裂してほしい。
詳細が決まり次第、告知させていただきます。
最近、心理占星術研究会「ウラヌス」というのも立ち上げたりと、外向きの活動を増やしている。
私には、ひとつの信条がある。
それは昔、TVの仕事をしていた時の恩師の口癖でもあった「被害者になるな。加害者として生きろ」という言葉。
もちろん文字通りの意味ではなく、加害者=能動的、被害者=受動的な人生ということ。
または、加害者は自分の言動の責任を取る生き方であり、被害者は常に外に原因や結果を求める生き方となる。
自分から動きを作り、外に働きかけ、その結果として行く末を潔く受け止める。
まだ23,4歳だった私にも、その言葉の重みを理解していた。
意識的に加害者になるという生き方は、言い訳もできないし、逃げることもできない。
パワーがいるし、時にとても孤独だ。
でも、これを無意識にやったら本当の加害者にもなりかねない。
TVの仕事でも、そんな人々をたくさん見た。
開き直りの言葉もたくさん聞いた。
私も…多分、死ぬほど失敗を繰り返してきた。
やはり、ここでも「意識的」というのが大切になる。
クレーマーみたいに、意識的な被害者も怖いけどね。
ということで、外向きの活動を意識的にやっていくつもり。
みなさんも一緒に盛り上げてくれたらうれしい。
ここしばらく、このテーマにしつこく食らいついているのは、この通過点が後の人生に大きく影響する重要な時期になると考えているからだ。
人の寿命は長くなり、けれど時代は厳しく、人生半ばで何だかもう、へとへとになったような気分になる。
それでも人生は続く。
それなら、ここで自分をじっくり見つめてみようじゃないか、というのが中年の危機。
でも占星術的に見ても、この時期はそう簡単に乗り越えられるものではない。
なぜなら、トランスサタニアンとの逃げることのできない対決が待っているからだ。
中年期を最初に問題化したのはユングだが、ユング派の分析家で中年の危機の問題に詳しいジェイムズ・ホリスは、この時期をこう説明している。
ミッド・パッセージは、パーソナリティを定義し直し、あらためて方向づける機会であり、青年期の延長であった成人初期と、老いや死が避けられない終盤期の間に位置する通過儀礼のようなものである。
この通り道を意識的に旅する者は、人生をより意味深いものにする。そうでない者は、たとえ表向きはすべてがうまく行っているように見えたとしても、幼児期に囚われたままでいることになる。
占星術では、まず冥王星のアタックで内面の力付けを行うことを要求される。
36歳~39歳くらいの間がこの時期に当たるだろう。
ここで最初の試練となる。
大抵は、心理的プレッシャーを感じる出来事や力争い、依存関係(人でも組織でも)との決別のような形で出ることが多い。
人生前半で形成された自我―――親元を離れ、仕事を見つけ、外部世界の要求に応える活動をしていく―――ことから、さらに発展的に、そしてもっと自由になるための力付けを行う作業に入る時期となる。
この自我=太陽が十分に成長していない場合、冥王星のアタックは、他の力から圧倒されるような体験となることが多い。
特にネイタルチャートで冥王星のパワー=他者の価値観による心理的抑圧が優勢な場合、個人は不安、恐れ、怒りにより、心理的に圧倒される出来事に直面することになるだろう。
まずは、個人がひとりの人間として「立つ」力をつける。
それが重要になる。
この時、忘れてはいけないことは、自らの恐れや不安を「他者のせい」「何かのせい」にしないことだ。
自分以外の要因で不幸になっていると感じているうちは、自分以外のものの価値に圧倒されている証拠だ。
まず、問題を自己の中に探すこと。
それが冥王星の乗り越え方になる。
内面に力を感じられた後、少しずつ人への理解が深まっていく。
次は40歳から43歳くらいにかけて、海王星のアタックがやってくる。
この時期のテーマになるのは「理想主義の崩壊」だ。
見ないようにしてきた問題が、じわりじわりと侵食してくるのがこの時期にあたる。
自分に言い訳していたこと、たとえば老いや仕事への情熱の欠乏、役割に対するプレッシャー等が、のっぴきならないくらい現実となって迫ってくる。
別離、投影の喪失、体調の変化、うつなども体験することになるかもしれない。
劣等感、自己不信、自己嫌悪などのネガティブな感情により、気力減退、現実逃避などの状態に追い込まれることもある。
失ったものを嘆き、手に入れられなかったものを羨み、さらに気分は落ち込んでいく。
ここに心理学者が補償喪失(心理的な防衛が効かなくなること)と呼ぶ状態が生じる。
この時期の重要なテーマは、孤独に慣れることだ。
孤立ではなく、孤独になる。
海王星は内省を促し、気付きを与え、真実を教える天体だ。
まずは、自己の内面とじっくり向き合わせるため、海王星エネルギーは個人を孤独へと追い込んでいく。
そこから逃げ出すのか、それとも恐る恐る向き合い、見たくない真実と格闘するのか。
それにより、人生はまったく違ったものとなっていく。
「真実は、わたしたちが知らねばならないことは自分の内部からやってくるということ、それだけである」とホリスは言い、ユングは「内なる声の力に意識の同意を与えられるものだけが、一個人の人格となる」と言う。
それが十分になされた後、個人は、より大きな社会へとつながりを持つことになる。
本来あるべき自己の姿になることによって、社会に必要とされる人間へと成長を遂げるのだ。
そして、最終的に天王星のアタック――45歳くらいまでに個性化を完成させる。
既成の枠組みを超え、自由で伸び伸びした精神を手に入れられるよう天王星は刺激を与える。
再び生きる情熱を取り戻し、社会の中で自己を飛躍させようとするのだ。
ここから、木星期の大らかな体験へとつながっていく。
ユングは、中年の危機の目標を説明している。
個人は単独の、分離した存在ではなく、まさにその本質からして集合的な関係を前提としているのだから、個性化のプロセスは、より緊密かつより広い集合的な関係へと向かっていくべきであり、孤立に向かうものではない。
これこそ、まさにトランスサタニアンの成長のステップではないか?
この個性化がうまく進まないと、個人は何年もの間、中年の危機の状態に埋没しつづけることになる。
個性化のチャレンジには終わりがない。
もし何か心の奥にわだかまりがあるのなら、いつだって私たちは、私たちのこころに目を向ける必要がある。
それは、いくつになってもだ。
でも若者は、まずは自我=太陽を育成させることが大切。
社会の一員としてのペルソナを形成しないと、後の中年の危機での移行が難しくなってしまうのだ。
つまり、太陽期から火星期の移行がね。
本当は、もっと書きたいことがあるんだけど今日はここまで。
きっと、またしつこく書くかもしれないけどね。
人の寿命は長くなり、けれど時代は厳しく、人生半ばで何だかもう、へとへとになったような気分になる。
それでも人生は続く。
それなら、ここで自分をじっくり見つめてみようじゃないか、というのが中年の危機。
でも占星術的に見ても、この時期はそう簡単に乗り越えられるものではない。
なぜなら、トランスサタニアンとの逃げることのできない対決が待っているからだ。
中年期を最初に問題化したのはユングだが、ユング派の分析家で中年の危機の問題に詳しいジェイムズ・ホリスは、この時期をこう説明している。
ミッド・パッセージは、パーソナリティを定義し直し、あらためて方向づける機会であり、青年期の延長であった成人初期と、老いや死が避けられない終盤期の間に位置する通過儀礼のようなものである。
この通り道を意識的に旅する者は、人生をより意味深いものにする。そうでない者は、たとえ表向きはすべてがうまく行っているように見えたとしても、幼児期に囚われたままでいることになる。
占星術では、まず冥王星のアタックで内面の力付けを行うことを要求される。
36歳~39歳くらいの間がこの時期に当たるだろう。
ここで最初の試練となる。
大抵は、心理的プレッシャーを感じる出来事や力争い、依存関係(人でも組織でも)との決別のような形で出ることが多い。
人生前半で形成された自我―――親元を離れ、仕事を見つけ、外部世界の要求に応える活動をしていく―――ことから、さらに発展的に、そしてもっと自由になるための力付けを行う作業に入る時期となる。
この自我=太陽が十分に成長していない場合、冥王星のアタックは、他の力から圧倒されるような体験となることが多い。
特にネイタルチャートで冥王星のパワー=他者の価値観による心理的抑圧が優勢な場合、個人は不安、恐れ、怒りにより、心理的に圧倒される出来事に直面することになるだろう。
まずは、個人がひとりの人間として「立つ」力をつける。
それが重要になる。
この時、忘れてはいけないことは、自らの恐れや不安を「他者のせい」「何かのせい」にしないことだ。
自分以外の要因で不幸になっていると感じているうちは、自分以外のものの価値に圧倒されている証拠だ。
まず、問題を自己の中に探すこと。
それが冥王星の乗り越え方になる。
内面に力を感じられた後、少しずつ人への理解が深まっていく。
次は40歳から43歳くらいにかけて、海王星のアタックがやってくる。
この時期のテーマになるのは「理想主義の崩壊」だ。
見ないようにしてきた問題が、じわりじわりと侵食してくるのがこの時期にあたる。
自分に言い訳していたこと、たとえば老いや仕事への情熱の欠乏、役割に対するプレッシャー等が、のっぴきならないくらい現実となって迫ってくる。
別離、投影の喪失、体調の変化、うつなども体験することになるかもしれない。
劣等感、自己不信、自己嫌悪などのネガティブな感情により、気力減退、現実逃避などの状態に追い込まれることもある。
失ったものを嘆き、手に入れられなかったものを羨み、さらに気分は落ち込んでいく。
ここに心理学者が補償喪失(心理的な防衛が効かなくなること)と呼ぶ状態が生じる。
この時期の重要なテーマは、孤独に慣れることだ。
孤立ではなく、孤独になる。
海王星は内省を促し、気付きを与え、真実を教える天体だ。
まずは、自己の内面とじっくり向き合わせるため、海王星エネルギーは個人を孤独へと追い込んでいく。
そこから逃げ出すのか、それとも恐る恐る向き合い、見たくない真実と格闘するのか。
それにより、人生はまったく違ったものとなっていく。
「真実は、わたしたちが知らねばならないことは自分の内部からやってくるということ、それだけである」とホリスは言い、ユングは「内なる声の力に意識の同意を与えられるものだけが、一個人の人格となる」と言う。
それが十分になされた後、個人は、より大きな社会へとつながりを持つことになる。
本来あるべき自己の姿になることによって、社会に必要とされる人間へと成長を遂げるのだ。
そして、最終的に天王星のアタック――45歳くらいまでに個性化を完成させる。
既成の枠組みを超え、自由で伸び伸びした精神を手に入れられるよう天王星は刺激を与える。
再び生きる情熱を取り戻し、社会の中で自己を飛躍させようとするのだ。
ここから、木星期の大らかな体験へとつながっていく。
ユングは、中年の危機の目標を説明している。
個人は単独の、分離した存在ではなく、まさにその本質からして集合的な関係を前提としているのだから、個性化のプロセスは、より緊密かつより広い集合的な関係へと向かっていくべきであり、孤立に向かうものではない。
これこそ、まさにトランスサタニアンの成長のステップではないか?
この個性化がうまく進まないと、個人は何年もの間、中年の危機の状態に埋没しつづけることになる。
個性化のチャレンジには終わりがない。
もし何か心の奥にわだかまりがあるのなら、いつだって私たちは、私たちのこころに目を向ける必要がある。
それは、いくつになってもだ。
でも若者は、まずは自我=太陽を育成させることが大切。
社会の一員としてのペルソナを形成しないと、後の中年の危機での移行が難しくなってしまうのだ。
つまり、太陽期から火星期の移行がね。
本当は、もっと書きたいことがあるんだけど今日はここまで。
きっと、またしつこく書くかもしれないけどね。
心理占星術研究会「Uranusウラヌス」主催で、初のワークショップを開催することになりました。
私たち心理占星術研究会は、人のこころにフォーカスした占星術を研究する団体です。
ノエル・ティル研究の第一人者石塚氏、月読みのワークショップを中心に活動している蓮見天翔さんとともに、今後、様々なイベントを開催していく予定。
みなさまの参加をお待ちしております。
心理占星術研究会uranus
今回のイベントは、「金環食前夜ワークショップ」。
スーパームーン=月=民意の飽和を引っ提げての金環食。
全原発廃止は、今後どのような展開を見せるのか?
天変地異を感じさせるような自然現象は、私たちに何を伝えようとしているのか?
うねりの時代のお話を占星術での語りを聞き、タロットで深層意識を浮かび上がらせ、生の惑星とコミットしてみるのはいかがでしょうか?
☆ ☆ ☆ ☆
金環日食前夜ワークショップ
蝕を読む!
2012年最大の天文ショーとなる金環日蝕。
東京で観測できるのは、実に1839年以来173年ぶりという。
この時、太陽・地球・月・さらにプレアデス星団までが正確に一直線に並ぶという天文学的に稀な現象が発生する。これから私たちは、どこへ向かって進んでいこうとしているのか。
大きなターニングポイントを迎えた今こそ、占星術の座標軸が必要となる。
私たち心理占星術研究会によるワークショップは、過去から未来へと続く壮大な時代の流れを読み解くとともに、混迷の時代を個人はどう生きるべきかを発展的な視点で提示していくという試みです。
みなさんの今後の指針に役立てていただけたら幸いです。
プレワーク
蝕をイメージ化してみよう
はじめに参加者の方々にタロットカードを一枚引いていただきます
第一部
石塚隆一による「グレートコンジャンクションが示す時代が求めるもの」
nico による「日蝕から考えるここ数年の社会動向」
第二部
蓮見天翔による「日蝕前夜 タロットワーク」
みんなでしゃべろう!
質疑応答 ご歓談
日時: 5月20日 19:00 - 21:00
場所: 北参道 心理占星術研究所(参加人数により場所の変更あり)申し込みの際に詳細はお知らせします。
参加費: 3000円
持参するもの: タロットカード(お持ちでない場合は貸し出しあり。申込時にお伝えください)
お問い合わせ お申込みはこちら
心理研究所所長 nico 心理占星術研究家 従来の占いから離れ、人を理解するための道具「心理占星術」を研究、普及活動中。またホロスコープを立体的に読むことを目標とした占星術講座を開催。心理占星術と未完成な日
役員 石塚隆一 心理占星術研究家 1992年より占星術の研究を始める。「街をつくる」をキーワードに心理占星術の有効的な利用法を探究。ノエル・ティル著「心理占星術 コンサルテーションの世界」監修「星の部屋」
役員 蓮見天翔タロット&占星術&夢セッションワーカー。イメージの世界と見える世界の橋渡し。惑星のワーク、シャーマニズムの研究に勤しむ。月の記憶を呼び起こせ
私たち心理占星術研究会は、人のこころにフォーカスした占星術を研究する団体です。
ノエル・ティル研究の第一人者石塚氏、月読みのワークショップを中心に活動している蓮見天翔さんとともに、今後、様々なイベントを開催していく予定。
みなさまの参加をお待ちしております。
心理占星術研究会uranus
今回のイベントは、「金環食前夜ワークショップ」。
スーパームーン=月=民意の飽和を引っ提げての金環食。
全原発廃止は、今後どのような展開を見せるのか?
天変地異を感じさせるような自然現象は、私たちに何を伝えようとしているのか?
うねりの時代のお話を占星術での語りを聞き、タロットで深層意識を浮かび上がらせ、生の惑星とコミットしてみるのはいかがでしょうか?
☆ ☆ ☆ ☆
金環日食前夜ワークショップ
蝕を読む!
2012年最大の天文ショーとなる金環日蝕。
東京で観測できるのは、実に1839年以来173年ぶりという。
この時、太陽・地球・月・さらにプレアデス星団までが正確に一直線に並ぶという天文学的に稀な現象が発生する。これから私たちは、どこへ向かって進んでいこうとしているのか。
大きなターニングポイントを迎えた今こそ、占星術の座標軸が必要となる。
私たち心理占星術研究会によるワークショップは、過去から未来へと続く壮大な時代の流れを読み解くとともに、混迷の時代を個人はどう生きるべきかを発展的な視点で提示していくという試みです。
みなさんの今後の指針に役立てていただけたら幸いです。
プレワーク
蝕をイメージ化してみよう
はじめに参加者の方々にタロットカードを一枚引いていただきます
第一部
石塚隆一による「グレートコンジャンクションが示す時代が求めるもの」
nico による「日蝕から考えるここ数年の社会動向」
第二部
蓮見天翔による「日蝕前夜 タロットワーク」
みんなでしゃべろう!
質疑応答 ご歓談
日時: 5月20日 19:00 - 21:00
場所: 北参道 心理占星術研究所(参加人数により場所の変更あり)申し込みの際に詳細はお知らせします。
参加費: 3000円
持参するもの: タロットカード(お持ちでない場合は貸し出しあり。申込時にお伝えください)
お問い合わせ お申込みはこちら
心理研究所所長 nico 心理占星術研究家 従来の占いから離れ、人を理解するための道具「心理占星術」を研究、普及活動中。またホロスコープを立体的に読むことを目標とした占星術講座を開催。心理占星術と未完成な日
役員 石塚隆一 心理占星術研究家 1992年より占星術の研究を始める。「街をつくる」をキーワードに心理占星術の有効的な利用法を探究。ノエル・ティル著「心理占星術 コンサルテーションの世界」監修「星の部屋」
役員 蓮見天翔タロット&占星術&夢セッションワーカー。イメージの世界と見える世界の橋渡し。惑星のワーク、シャーマニズムの研究に勤しむ。月の記憶を呼び起こせ
「このホロスコープは生涯変わらないものなのですか?」と、よくクライアントに聞かれることが多い。
ホロスコープに描かれているのは、宿命的なのかということだ。
心理占星術では、ホロスコープを個人の見た印象が描かれていると考えることがある。
ユング研究所の所長を務めた分析家のジェームス・ヒルマンの言う「ケース・ヒストリー(想起される個人の生活史)はすべてフィクションである」ということ。
つまり、「人の人生そのものは、わたしたちがそれらをどんなふうにおぼえているか、どんなふうにそれらを内面化し、それらによってどんなふうに影響を与えられ、またそれらにどう対処できるかということに比べると、はるかに重要性に乏しい」ということだ。
ユング風にいえば、私たちはそれぞれの神話を生きているということになるだろう。
だから、ホロスコープに映し出された物語は、個々人の見る心象風景でもある。
個人は、6歳で体験した引っ越しという物語をどう受け止めたのか。
新たな冒険としてか、それとも絶望的な別れとしてか。
それがソーラーアーク天王星がピックアップされた最初の刺激だとしたら、個人はその後、天王星を似たような反応を示すことになるかもしれない。
ソーラーアーク冥王星がASCを通過するタイミングはどうだろう。
個人は、17歳に起きた変容という壮大なテーマの何を、どこを、どんなふうに覚えているだろうか。
恐れか?
怒りか?
それともパワーチャージか。
その時の印象が、ホロスコープ全体の総体の象徴を変えてしまうこともある。
同じ体験をしても、記憶するエピソードは人それぞれ違う。
私はよく、同じ家庭に育った兄弟姉妹のチャートを同時に分析することがある。
ひとつ屋根の下で育った彼らが、家庭のムードの何を物語として取り込んだか、その相違をしっかり見極めてほしいと考えているからだ。
大抵、母親に対する印象は大きく違う。
つまり、月の発達年齢域の時代の差異の特徴的なことといったら!
それが個々人の個性を作り上げていることがよくわかる。
その後、水星期、金星期と物語を進めていく。
個人がどのような印象を築き上げていくことになるか、じっくりと歴史をたどっていく。
ネイタルチャートを分析した後、ソーラーアークやトランジットを使って、過去の物語に遡ってみる。
そして時に、難しい体験の記憶を書き直すということもやってみる。
17歳で起きたSA冥王星のASC通過の恐れの記憶を、敗北ではなく、勝利に書きかえることができるかもしれない。
なぜなら、個人はこうして今でも生き、懸命に闘い、いまだ人生に問いを持ち続けているのだから。
いつも書いていることなのだが、天体のエネルギーは適正か、または過剰・不足かの状態である。
そのどちらを選択するかで、個人の人生の物語は大きく変わる。
土星を損失と見るのか、それとも適切な減少と見るのか、または嫌な上司からのできない注文と考えるのか、それとも社会に適するためのステップと考えるのかでは全く違う人生になる。
傍から見ると、個人の心の中にどのような動きが進んでいるのかはわからない。
すべて本人が感じることだ。
だからこそ、ホロスコープをポジティブに見るようにしてみてほしい。
スクエアはダイナミックな成長のチャンスと考えられるし、冥王星は力の源だとも考えられる。
そうすればホロスコープは、より発展的な物語を示してくれる。
ホロスコープに描かれているのは、宿命的なのかということだ。
心理占星術では、ホロスコープを個人の見た印象が描かれていると考えることがある。
ユング研究所の所長を務めた分析家のジェームス・ヒルマンの言う「ケース・ヒストリー(想起される個人の生活史)はすべてフィクションである」ということ。
つまり、「人の人生そのものは、わたしたちがそれらをどんなふうにおぼえているか、どんなふうにそれらを内面化し、それらによってどんなふうに影響を与えられ、またそれらにどう対処できるかということに比べると、はるかに重要性に乏しい」ということだ。
ユング風にいえば、私たちはそれぞれの神話を生きているということになるだろう。
だから、ホロスコープに映し出された物語は、個々人の見る心象風景でもある。
個人は、6歳で体験した引っ越しという物語をどう受け止めたのか。
新たな冒険としてか、それとも絶望的な別れとしてか。
それがソーラーアーク天王星がピックアップされた最初の刺激だとしたら、個人はその後、天王星を似たような反応を示すことになるかもしれない。
ソーラーアーク冥王星がASCを通過するタイミングはどうだろう。
個人は、17歳に起きた変容という壮大なテーマの何を、どこを、どんなふうに覚えているだろうか。
恐れか?
怒りか?
それともパワーチャージか。
その時の印象が、ホロスコープ全体の総体の象徴を変えてしまうこともある。
同じ体験をしても、記憶するエピソードは人それぞれ違う。
私はよく、同じ家庭に育った兄弟姉妹のチャートを同時に分析することがある。
ひとつ屋根の下で育った彼らが、家庭のムードの何を物語として取り込んだか、その相違をしっかり見極めてほしいと考えているからだ。
大抵、母親に対する印象は大きく違う。
つまり、月の発達年齢域の時代の差異の特徴的なことといったら!
それが個々人の個性を作り上げていることがよくわかる。
その後、水星期、金星期と物語を進めていく。
個人がどのような印象を築き上げていくことになるか、じっくりと歴史をたどっていく。
ネイタルチャートを分析した後、ソーラーアークやトランジットを使って、過去の物語に遡ってみる。
そして時に、難しい体験の記憶を書き直すということもやってみる。
17歳で起きたSA冥王星のASC通過の恐れの記憶を、敗北ではなく、勝利に書きかえることができるかもしれない。
なぜなら、個人はこうして今でも生き、懸命に闘い、いまだ人生に問いを持ち続けているのだから。
いつも書いていることなのだが、天体のエネルギーは適正か、または過剰・不足かの状態である。
そのどちらを選択するかで、個人の人生の物語は大きく変わる。
土星を損失と見るのか、それとも適切な減少と見るのか、または嫌な上司からのできない注文と考えるのか、それとも社会に適するためのステップと考えるのかでは全く違う人生になる。
傍から見ると、個人の心の中にどのような動きが進んでいるのかはわからない。
すべて本人が感じることだ。
だからこそ、ホロスコープをポジティブに見るようにしてみてほしい。
スクエアはダイナミックな成長のチャンスと考えられるし、冥王星は力の源だとも考えられる。
そうすればホロスコープは、より発展的な物語を示してくれる。
というのもここ最近、仲間内で占星術は科学か統計学かといったような議論が行われていたからだ。
占星術の可能性を一般の人に理解させるのは難しいということから発展した議論だった。
そこでここ数日、占星術とはどういう位置づけ(自分の中で)なのか、自分なりに思いをめぐらせてみた。
言い分はたくさんある。
私が携わっている心理占星術は、人の心に近づくツールとして素晴らしいものだ。
考えに考えて、改めてそう思った。
日本には気軽にカウンセリングに通う文化はない。
けれど、心療内科に行くほど思い悩んでいるわけではない。
でも、ほんの少しだけ軌道修正のための後押しがほしい。
この選択は、自分にとって何を意味するのか。
人生が何となくパッとしない理由は何なのか。
例えば彼との問題、職場の人間関係、先の見えない未来、目に見えないはずの心の漠然としたモヤモヤの理由を教えてもらえるなら。
心療内科で薬を処方させるのではなく、もっと積極的な目的のために人生の方向性が導かれるなら…ホロスコープは人生の良き味方になるはずだ。
けれど、そんな心理占星術の効果を一般の人に納得させるのは難しい。
そんなことは私もわかっている。
だから一度、違った視点で占星術を考えてみよう。
そこで、プラネタリウムに行ってみた。
テーマは「ガリレオから最新の宇宙まで」。
ガリレオが宇宙観測に望遠鏡を用い、地動説を発見してから400年。
私たちは一体何を発見したのか…チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番とともに探っていく。
木星やら火星やらの説明を聞きながら、私は考えた。
火星は昔、鉄の象徴だった。
それは間違っていない。
火星が赤く見えるのは、地表に酸化鉄を大量に含むためだ。
木星は拡大、保護の象徴だ。
それも間違っていない。
木星は、強い重力を持ち、彗星衝突を引き受けて内惑星を保護してきた。
そして66個の衛星を持つ。
これは、木星のまさしく「保護」という象徴にぴったりだ。
科学や統計学なんか実際どうでもよく、人は象徴を必要としているということだ。
ラカンの言う「自己の内に沸きあがるもの」でもいい、言語学など「生きた時代の文化的背景、概念を共通理解」でもいい、私たちは太古から、自然や自然を超えたものから、何か重要な意味を見出す必要があった。
宗教でも芸術でも、私たちは「大いなるものから見出す」ことをせずにはいられない。
私が占星術をやる理由は、こういったロマンのためだ。
その理由だけで十分だ。
何万ものインチキの星に抱かれ、しみじみ思った。
今日はコンサルテーションの最中、とてもうれしい申し出があった。
キャリアもあり、大学で講師を務めているクライアントが占星術を学んでみたいというのだ。
会社で人材育成もしている彼女は、占星術のスキルが役に立つのではないかと思ったそうだ。
私は手放しで喜んだ。
彼女のような人が占星術に興味を持つようになれば、きっと良い形で社会に活かされるようになるだろう。
このように裾野が広がり、層が厚くなっていくのはうれしいこと。
彼女は最後に言った。
「昔から星を見るのが好きだったんです」
私もそう。
そういう理由で占星術は何千年も生き続けている。
占星術の可能性を一般の人に理解させるのは難しいということから発展した議論だった。
そこでここ数日、占星術とはどういう位置づけ(自分の中で)なのか、自分なりに思いをめぐらせてみた。
言い分はたくさんある。
私が携わっている心理占星術は、人の心に近づくツールとして素晴らしいものだ。
考えに考えて、改めてそう思った。
日本には気軽にカウンセリングに通う文化はない。
けれど、心療内科に行くほど思い悩んでいるわけではない。
でも、ほんの少しだけ軌道修正のための後押しがほしい。
この選択は、自分にとって何を意味するのか。
人生が何となくパッとしない理由は何なのか。
例えば彼との問題、職場の人間関係、先の見えない未来、目に見えないはずの心の漠然としたモヤモヤの理由を教えてもらえるなら。
心療内科で薬を処方させるのではなく、もっと積極的な目的のために人生の方向性が導かれるなら…ホロスコープは人生の良き味方になるはずだ。
けれど、そんな心理占星術の効果を一般の人に納得させるのは難しい。
そんなことは私もわかっている。
だから一度、違った視点で占星術を考えてみよう。
そこで、プラネタリウムに行ってみた。
テーマは「ガリレオから最新の宇宙まで」。
ガリレオが宇宙観測に望遠鏡を用い、地動説を発見してから400年。
私たちは一体何を発見したのか…チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番とともに探っていく。
木星やら火星やらの説明を聞きながら、私は考えた。
火星は昔、鉄の象徴だった。
それは間違っていない。
火星が赤く見えるのは、地表に酸化鉄を大量に含むためだ。
木星は拡大、保護の象徴だ。
それも間違っていない。
木星は、強い重力を持ち、彗星衝突を引き受けて内惑星を保護してきた。
そして66個の衛星を持つ。
これは、木星のまさしく「保護」という象徴にぴったりだ。
科学や統計学なんか実際どうでもよく、人は象徴を必要としているということだ。
ラカンの言う「自己の内に沸きあがるもの」でもいい、言語学など「生きた時代の文化的背景、概念を共通理解」でもいい、私たちは太古から、自然や自然を超えたものから、何か重要な意味を見出す必要があった。
宗教でも芸術でも、私たちは「大いなるものから見出す」ことをせずにはいられない。
私が占星術をやる理由は、こういったロマンのためだ。
その理由だけで十分だ。
何万ものインチキの星に抱かれ、しみじみ思った。
今日はコンサルテーションの最中、とてもうれしい申し出があった。
キャリアもあり、大学で講師を務めているクライアントが占星術を学んでみたいというのだ。
会社で人材育成もしている彼女は、占星術のスキルが役に立つのではないかと思ったそうだ。
私は手放しで喜んだ。
彼女のような人が占星術に興味を持つようになれば、きっと良い形で社会に活かされるようになるだろう。
このように裾野が広がり、層が厚くなっていくのはうれしいこと。
彼女は最後に言った。
「昔から星を見るのが好きだったんです」
私もそう。
そういう理由で占星術は何千年も生き続けている。
最近、生徒さんたちがぐんぐん成長しているので、ネイタルチャート読みから少しずつ専門的なテクニックを用いた講座を行っている。
この適職占星術もそのひとつ。
先日も書いたけど、適職占星術はネイタルチャートの理解が深まっていないと、分析が片手落ちになる恐れがある。
ネイタルチャートの「パイプ=エネルギー=欲求のつまりの個所」を見つけておかないと、職業の方向性を示したところで、実際の動きを創っていくことが難しい。
それができれば苦労しないよ…というようにね。
なので、ネイタルチャートの分析力はどうしても必要なのだけれど、そんな時役に立つのが著名人のチャートだ。
心理占星術を繰り返しやっていると、個人の「パイプ=エネルギー=欲求のつまりの個所」を苦労なく見つけられるようになる。
成長とともに出来上がる抑圧、防衛、理想主義の形成のされ方の理解も深まる。
では問題を見つけた後、個人の人生をどう方向づけすればいいのか?
そこで、みんな大いに戸惑うことになる。
そんな時、良い手本になるのが著名人の適職占星術だ。
例えば、私の大好きなネルソン・マンデラのチャート。
彼のチャートは、冥王星エネルギーを抑圧的にではなく、政治的に、組織的に、専門的に使った好例だ。
華麗な復活劇もそう。
なるほど、ノーベル賞を取った人物は一般人とは違う。
確かに誰もネルソン・マンデラにはなれない。
けれど、冥王星の活かし方を学ぶことはできる。
つまり占星術を個人に生かす鍵は、天体のより最良のエネルギーを意識することなのだ。
そのあと、マンデラのチャートに似たテーマを持った個人のチャートを検証してみる。
すると、アドバイスの仕方も違ってくる。
アークやトランジットのタイミングも、もっと効果的にねらいを定めることができるようになる。
出生図全体を生きた人と、エネルギーが滞っている人。
このふたつを交互に分析していくことで、よりポジティブなチャートの使用方法を学ぶことになるだろう。
育った環境の問題もある。
年齢もある。
適職を見つけたところで、そこに向かうチャンスを生かすのは並大抵ではない。
本当に人生を変えたいのだろうか。
それとも楽して幸せになりたいのだろうか。
職業には責任が伴う。
努力や勇気も必要だ。
でも、私はいくつになっても、そこに向かう姿勢は持つことができると考えている。
簡単な道のりでなくても、個人は自分の人生に死ぬまで責任を持つ必要があるからだ。
その責任のひとつが、ホロスコープ全体が訴える職業への欲求ではないだろうか。
この適職占星術もそのひとつ。
先日も書いたけど、適職占星術はネイタルチャートの理解が深まっていないと、分析が片手落ちになる恐れがある。
ネイタルチャートの「パイプ=エネルギー=欲求のつまりの個所」を見つけておかないと、職業の方向性を示したところで、実際の動きを創っていくことが難しい。
それができれば苦労しないよ…というようにね。
なので、ネイタルチャートの分析力はどうしても必要なのだけれど、そんな時役に立つのが著名人のチャートだ。
心理占星術を繰り返しやっていると、個人の「パイプ=エネルギー=欲求のつまりの個所」を苦労なく見つけられるようになる。
成長とともに出来上がる抑圧、防衛、理想主義の形成のされ方の理解も深まる。
では問題を見つけた後、個人の人生をどう方向づけすればいいのか?
そこで、みんな大いに戸惑うことになる。
そんな時、良い手本になるのが著名人の適職占星術だ。
例えば、私の大好きなネルソン・マンデラのチャート。
彼のチャートは、冥王星エネルギーを抑圧的にではなく、政治的に、組織的に、専門的に使った好例だ。
華麗な復活劇もそう。
なるほど、ノーベル賞を取った人物は一般人とは違う。
確かに誰もネルソン・マンデラにはなれない。
けれど、冥王星の活かし方を学ぶことはできる。
つまり占星術を個人に生かす鍵は、天体のより最良のエネルギーを意識することなのだ。
そのあと、マンデラのチャートに似たテーマを持った個人のチャートを検証してみる。
すると、アドバイスの仕方も違ってくる。
アークやトランジットのタイミングも、もっと効果的にねらいを定めることができるようになる。
出生図全体を生きた人と、エネルギーが滞っている人。
このふたつを交互に分析していくことで、よりポジティブなチャートの使用方法を学ぶことになるだろう。
育った環境の問題もある。
年齢もある。
適職を見つけたところで、そこに向かうチャンスを生かすのは並大抵ではない。
本当に人生を変えたいのだろうか。
それとも楽して幸せになりたいのだろうか。
職業には責任が伴う。
努力や勇気も必要だ。
でも、私はいくつになっても、そこに向かう姿勢は持つことができると考えている。
簡単な道のりでなくても、個人は自分の人生に死ぬまで責任を持つ必要があるからだ。
その責任のひとつが、ホロスコープ全体が訴える職業への欲求ではないだろうか。
きのう久しぶりに太極拳に参加してきた。
体中が痛い。
太極拳の先生は鍼灸の先生でもあるのだけれど、私の占星術の仕事に対する姿勢に大きな影響を与えてもくれている。
「鍼をどこにどう打つか、長年やっていると多くの迷いを経験する。その時、最後の最後に大切になってくるのは決断能力だ。その能力を鍛えるには、心身を健全に保つ必要がある」というのが先生の口癖だ。
そのため、食べ物、運動、心のケアと自己の健康管理に細心の注意を払っている。
実際、先生の風のように流れる美しい太極拳を目の当たりにすると(65歳!)、どれだけ努力を重ねてきたかがわかる。
始めてその言葉を聞いた時、まだ占星術家として駆け出しだった私は、「人を診るということは、何と責任のあることだろう」と身が引き締まる思いがしたものだった。
もちろん、占星術を用いたコンサルテーションに鍼を打つほどの緊張感は必要ないかもしれない。
でも私は、それほどプロ意識を持って仕事をしている姿勢を尊敬する。
コンサルテーションだって、もちろん「人を診る」重要な仕事だ。
そして、現場ではいつだって最終判断に迷いを感じるものだ。
「どの象徴の次元で説明するか」
「本当にこの判断であっているか」
「クライアントの感情に引きずられてはいないか」
瞬間、瞬間で迷うことはある。
特に体調が不良の時、心身のバランスが崩れているときは、微細な判断が鈍るものだ。
人は全能ではない。
常に正しい判断ができるとも限らない。
自己の知識や経験だけでは越えられないテーマも、時にはある。
そんな時、自分の心身の状態が関係していないと誰も言いきれないはずだ。
「人を診る」ためにできる努力は、何も知識を増やすだけではない。
現場では、また別の鍛錬が必要になってくる。
私もいまだ訓練中。
クライアントのデータを準備している時、いつも太極拳の先生の言葉を思い出す。
つまり、テクニックだけではないところで、私は「人を診る」準備が整っているかどうかをチェックする。
ダメな時も多い。
仕事に追われ気が散っている時、心にモヤモヤを抱えている時、寝不足が続いている時、「自分はまだまだだな」と反省する。
牡牛座・木星期間に「健全な精神は、健全な肉体に宿る」という言葉をしっかり身につけてみたい。
久しぶりに自然と対話しながら、そう思った。
体中が痛い。
太極拳の先生は鍼灸の先生でもあるのだけれど、私の占星術の仕事に対する姿勢に大きな影響を与えてもくれている。
「鍼をどこにどう打つか、長年やっていると多くの迷いを経験する。その時、最後の最後に大切になってくるのは決断能力だ。その能力を鍛えるには、心身を健全に保つ必要がある」というのが先生の口癖だ。
そのため、食べ物、運動、心のケアと自己の健康管理に細心の注意を払っている。
実際、先生の風のように流れる美しい太極拳を目の当たりにすると(65歳!)、どれだけ努力を重ねてきたかがわかる。
始めてその言葉を聞いた時、まだ占星術家として駆け出しだった私は、「人を診るということは、何と責任のあることだろう」と身が引き締まる思いがしたものだった。
もちろん、占星術を用いたコンサルテーションに鍼を打つほどの緊張感は必要ないかもしれない。
でも私は、それほどプロ意識を持って仕事をしている姿勢を尊敬する。
コンサルテーションだって、もちろん「人を診る」重要な仕事だ。
そして、現場ではいつだって最終判断に迷いを感じるものだ。
「どの象徴の次元で説明するか」
「本当にこの判断であっているか」
「クライアントの感情に引きずられてはいないか」
瞬間、瞬間で迷うことはある。
特に体調が不良の時、心身のバランスが崩れているときは、微細な判断が鈍るものだ。
人は全能ではない。
常に正しい判断ができるとも限らない。
自己の知識や経験だけでは越えられないテーマも、時にはある。
そんな時、自分の心身の状態が関係していないと誰も言いきれないはずだ。
「人を診る」ためにできる努力は、何も知識を増やすだけではない。
現場では、また別の鍛錬が必要になってくる。
私もいまだ訓練中。
クライアントのデータを準備している時、いつも太極拳の先生の言葉を思い出す。
つまり、テクニックだけではないところで、私は「人を診る」準備が整っているかどうかをチェックする。
ダメな時も多い。
仕事に追われ気が散っている時、心にモヤモヤを抱えている時、寝不足が続いている時、「自分はまだまだだな」と反省する。
牡牛座・木星期間に「健全な精神は、健全な肉体に宿る」という言葉をしっかり身につけてみたい。
久しぶりに自然と対話しながら、そう思った。








