nicosmic life --- 心理占星術と未完成な日々

水星の逆行も終わり、今日は乙女座新月。
木星＆冥王星のトラインを受けた、なかなか素晴らしい新月図だ。

ということで、乙女座新月にちなんで、今日は私の注目株である乙女座について。
木星や冥王星の影響を受け活躍中の乙女座も多いはず。

乙女座は能力や技能を最大に洗練し、個人の完成を目指すサイン。
とてもストイックで反省的なサインだ。憧れる。
サッカーの長友選手や澤選手、またモナコグランプリでの活躍も記憶に新しいF1ドライバーの小林可夢偉も乙女座だけど、今日は私が紹介したいのは板画家の棟方志功。
彼は版画を「板画」と称し、木の声に従い、丹精に作品を作り続けた。
谷崎潤一郎は、強度な弱視の棟方志功の姿をこう表現する。

「眼病の棟方志功　目を剥きて猛然と彫るよ　森羅万象」

そして自身の創作について、彼自身はこう語る。

「生ませてもらう。板から命を生ませてもらう。木の魂を受けてもらう。木の持っている生命と合致する」
どこまでも受け身で謙虚だ。

生まれ持った能力を惜しみなく表現し、命を天に尽くした。
完成を目指す乙女座の能力は、天からの授かりものだ。