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nicosmic life --- 心理占星術と未完成な日々

私たちは誰でも宇宙のエネルギーを利用することができる
至高経験 海王星の話
今日の研究会では、メンバーのひとりの職業占星術&来年以降のスケジュールを立ててみた。
最近のコンサルテーションの要望でも、「来年の具体的な動きを立てたい」「来年のスケジュールの相談をしたい」というのが圧倒的に多い。
もちろん大歓迎だ。
未来設計のお手伝いをするのは、コンサルテーションの楽しみのひとつだから。

今日の講座では、海王星のトランジット対策について徹底的に学習した。
海王星は、多くの人が苦戦するトランジットだろう。
不安、恐れ、孤独、混乱といった感情に振り回されることもある。
喪失の体験に深く落ち込むこともある。
目の当たりにした現実に失望し、気持ちが大きく揺れることもあるかもしれない。

「海王星のトランジットは、そういったネガティブなエネルギーの他に、どのようなものをもたらすでしょうか」と質問すると、大抵の生徒さんは「夢を見ることができる」と答える。
夢を見せてくれるエネルギー。
それって理想主義にもなりかねない、海王星らしい象徴のひとつだ。

恐らく、ティルの欲求理論のベースのひとつになっているであろうアブラハム・H・マズローの著書のひとつに、まさに海王星の働きだと思われる「至高経験」について論じているものがある。
先日のカイロン大阪講座で「私は海王星について教えるのが好き」といったが、それは何よりも海王星の「至高経験」の働きが好きだからに他ならない。
今日はマズローの著書の中から、少しだけその「至高経験」について言及している個所を抜粋してお伝えしたいと思う。

・至高経験は自我超越的、自己忘却的で、無我である。それは非人格的、無欲、無私で、求めずして超然たるものである。それらは愛情経験、神秘的経験、美的経験、創造的経験、突然の洞察といった報告から理解される。
・至高経験では、すべて時間や空間について非常に著しい混乱が見られる。
・至高経験は受動的であり、利己的でなく無我であり、警戒的でなく夢想的であり、不寛容でなく寛容である。それは見るというものではなくて認めることである。経験に身を任せることであり、甘受することである。
・人は至高経験の際には、普通のときにはどれほど悪く見えても、世間や人間を完全に愛すべきものとして、咎めず、思いやりをもち受け容れるという意味で、神聖が見られる。
・至高経験は、全面的に愛し、ゆるし、受け入れ、賛美し、理解することができ、慰安を感じ、心から楽しまされる。たとえば治療の現場では、われわれが通常は恐れ、責め、憎みさえする種類の人々を愛し、理解し、受け入れ、ゆるすかたちで関係を結ぶことができるだろう。
・至高経験において、これらはかれの最も幸福で感動的な瞬間であるばかりでなく、また最高の成熟、個性化、充実の瞬間、一言でいえば、かれの最も健康な瞬間でもある。
・こういった経験から、かれは統合され、分裂が少なく、経験に開かれ、特異的で、まったくのところ表現豊かで、完全に機能し、創造に富み、自我超越的で、自己の低次欲求より独立し、真に自己自身になり、完全にかれの可能性を実現し、かれの生命の核心に接するようになり、より完全な人間になるのである。

こういった至高経験を通じ、人は「最善に機能する」状態になるとマズローは考える。
創造的になり、世界から自由になり、真実を述べ、未来を生き、予言的になり、感謝の念を持ち、そして完成されていく。

ケーデントハウス(3H、6H、9H、12H)、または双子座、乙女座、射手座、魚座を、私は知性と理解のネットワークと考えているが、その中でも魚座=海王星=12Hは、その中で最も深い理解と真実に近づく力を潜在的に持っている。
海王星のトランジットのタイミングで、少しでもこの至高経験に触れることができるのだとしたら、人生は非常に豊かで温かに感じられ、また個人は、より本質的な自己自身に向かうことができるかもしれない。

そのためには、まず過敏に働いている反応を鎮める必要がある。
世俗から距離を置き、無駄な情報をシャットアウトし、心静かに内省する。
情報は、混乱や不安を生むからだ(いつも講座中、水槽の水をグルグルかき回すのが海王星の混乱のもとだと話しているけれど、水=海王星は清らかでないと美しいものを引き寄せられないっていう意味だよ)。

って海王星の話を始めると止まらない。
次回の講座の時にでも、またお話しできたらと思っている。
カイロンの心理占星術基礎講座では、次回からトランスサタニアンの講義に入る予定。
こんな調子で話していると、全9回の講座でもいつも時間が足りなくなる。
あー、ゆっくり天体の象徴の話だけする講座でもやろうかな。

マズローの自己価値の話、欲求理論の話もなかなか面白い。
何かの機会にまたお話しします。
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