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nicosmic life --- 心理占星術と未完成な日々

私たちは誰でも宇宙のエネルギーを利用することができる
月ー太陽ー土星
カイロン基礎講座に参加の皆さん、お疲れ様でした!
新しい講座を始める楽しみは、様々な年齢、職種やタイプの方に会えることですが、今回は予想以上にたくさんの方に参加していただき、本当にうれしい限り。
ついつい、いつもの癖で超特急で講座を進めてしまいました。

私の講座は少し難しい印象があるかもしれませんが、できればご自身の体験、これまで見聞きしてきた書物や出来事を象徴の中に浸透させ、じわじわと理解を深めてみてください。

では、この象徴は私にはどのような体験へとつながっているのだろう。
もしかしたら、私が抱えている傷は、この象徴の影響をネガティブにとらえてしまったからではないだろうか。

そんなふうに、こころ、身体、頭と連動させながら、自己全体に象徴が染み入るよう学ぶと、おそらく上達も早いです。
いつもいつも言っていますが、天体が単体で動くということはありません。
獅子座・太陽の生まれの人の中にも、12サインの意識は常に働いています。
ホロスコープは部品で成り立っているのではなく、天体、サイン、アスペクト、ハウスが結びつきながら、連動し合って動いているのです。

そして、特に重要な連動が昨夜学んだ月ー太陽ー土星となります。
この組み合わせは、個人を個人たらしめる「アイデンティティ」の連動です。
人生の積み重ねを経て――喜びや悲しみ、成功や挫折、過去の記憶や未来の夢――そういった長い人生の道のりが、「私とは何者か」をつくり上げていくのです。

太陽をいつも輝かせるのは誰だって難しい。
人生、晴れの日もあれば曇りの日も雨の日もある。
また土星の決心や覚悟がなければ、いつだって未来は先の見えない、不安定なものとなる。
未熟な自分を持て余し、期待や焦燥感でじたばたする。
そして自信をなくし、気が付くと、すごすごと月のマンネリに舞い戻ってしまう。
けれど、また勇気を出して、太陽へ、そして土星へと向かっていくこともできる。
そのためにも、まず代用のきかない「私の胃袋=月」の求めているものをどれだけ「私」が感じているか、理解しているかが大切だ。
太陽、土星へ健やかに向かうためには、よく眠り、よく食べ、エネルギーを蓄えて、「私」の基礎を作っておくことが先決となる。

私の人生もそんなことの繰り返しです。
心理占星術には、そんな人生の学びがたくさんあります。
時には耳の痛い話も出てきますが、学び続けると、次第に自分の人生も他の人の人生も愛おしく感じる。
それが心理占星術の魅力かもしれません。

次回は、土星の続き、そして水星ー木星、金星ー火星の連動する様子を見ていく予定です。
来月もよろしくお願いします。

nico
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