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nicosmic life --- 心理占星術と未完成な日々

私たちは誰でも宇宙のエネルギーを利用することができる
雨の日に「雨」を考える
水星がスピードを落とし、東京も梅雨入りした。
昨夜は、雨だれの音が心地よく、とてもよく眠れた。
しかし、雨、よくふっているね。

最近、友達に「百鬼夜行抄」という悪霊払い?のマンガを借りたのだけど、雨音がバツグンのBGMになっていて、やけに読書が進む。
結局、悪霊は人間の念や欲望が生み出しているみたいな話なんだけど、漫画、何年ぶりに手に取ったかな。
うちには、「地球(テラ)へ…」と「銀河鉄道999」しか、もう手元に残っていない。
たまには、いいね。

借りた漫画の夏のシーンに、繰り返し出てくる言葉がある。

夏は、地獄の釜が開く…

中元の7月15日(旧暦)は祖霊が戻ってくると同時に、地獄の釜が開くわけだから、もちろん望ましくない悪しき霊までもが出てくるぞ、ということだ。
ある和尚のサイトによると、7月15日というのは、僧侶の夏の修行・夏安居が明ける日だという。
夏の修行は、4月15日から7月15日までの3ヶ月間(今年だと、5月13日~8月10日)。
この時期自然は、生命に満ちあふれている。
虫たちは地上に這い出てたくさんの子を成し、草木は芽吹き花を咲かせる。
だから、、外を歩き回って無駄な殺生をしないため、屋内で修業をするということだ。

なるほどね。
無駄な殺生をしないためにね。

実際、「地獄の窯の蓋が開く」ということわざの意味自体は、「地獄で鬼が罪人を煮るための釜の蓋を開けて休んでいるので、 この世でも、仕事を休みなさい」ということらしいけど。

悪霊の「霊」という字は雨冠だが、中国では「生命の原動力が雨にあった」と解釈され、老子道徳経では、「霊」は天の恵みを表して、その中に「巫」の文字を含んでいるとある。
3つの口が開き、天からの雨を受け取るということだ。
イスラム秘教主義によると、「神は雨の1滴1滴とともに、天使を遣わす」といった。
強い雨音を聴きながら、万物に宿る精気=霊を思うのもまたよし、だね。

最近、この業界とは関係ない友達もオカルト話をよくする。
やっぱり、この時期は地獄の釜が開くムードになるのかしら。

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