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nicosmic life --- 心理占星術と未完成な日々

私たちは誰でも宇宙のエネルギーを利用することができる
私の叶えられなかった夢を生き、私の代わりに悲しみを生きている
「2017年の運勢を読む」の勉強会、イベントに参加の皆さま。
お渡しした2016年の秋分図を見返してみてみてください。
ASC蟹座、領土問題のお話し覚えていますか?
北方領土問題について活発な動きが起こるという話。
なるほどね。
こういう結果に落ち着いた後、冬至図に移っていくのですね。
四季図&トランジット読みはやっぱり面白いです。

今週は私にとっての年末のビックイベントのひとつ「有識者を前に2017年の運勢を読む」も無事終わりほっと一息。
「THE PRETENDERSのBrass in Pocketを歌いながらクールにこなして!」というSさんのエールばっちり受け取りました。
ありがとうございます!

マンデン読みを集中してやったら、久しぶりに知的好奇心が刺激され研究心がむくむくわいてきた。
来年は、かなり真面目にマンデンやると思う。
また、あんな感じで読んでみましょう。

今日は、トランスサタニアンの話。

先日、ジャニスのドキュメンタリー映画を見たという人と話をしていて、うかつにもふと涙を流してしまった。
ジャニスの歌っている姿を思い出すと、なぜかいつも泣きたくなる。
私の叶えられなかった夢を生き、私の代わりに悲しみを生きている、いつもそんな気がしてしまうのだ。
同時代を生きたわけではないのに、彼女の存在はいつも「今ここ」の力を放つ。

彼女の最後の恋人は、ジャニスについてこう表現した。

「普通なら無視できる他人の声を彼女は受け止めてしまったんだ」

70年代、ヒッピー文化の全盛期。
彼女は、どれだけの人から未来の夢や希望、痛みや悲しみや暗さを託されたのだろうかと考える。
天王星の刺激、海王星の重さは、冥王星の痛みは、本人の持つ力量をはるかに超え、彼女にのしかかった。

それでも人は憧れる。
才能や輝きを放つ無二の存在を。
そして、人は求める。
抑圧された欲望、嫉妬心、恐怖心、悲しみや暗さを引き受けてくれる身代わりを。

時代の声は残酷だ。
勝手にあこがれ、勝手に夢を見て、勝手に突き放す。
ヨハネの福音書の「罪に定め、また罪を赦すことができるのは、だれであるか」ではないが、時に人は神ごとく決定的な正義を行おうとする。

ジャニスの太陽には天王星、海王星がトライン、冥王星がオポジション。

彼女が嬉々として歌う姿は私であり、彼女が苦しむ姿もまた私である。
そんなふうに思いを投影してしまうような、そんな力のある太陽を持っている人だった。
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