心理占星術では太陽、水星、金星のコンタクト、または木星、海王星が強調されたチャートを「理想主義の傾向がある」と分析する。
これらの象徴をチャートに持っている人たちは、基本的に豊かな感受性を持ち、美しいものや優しいものを愛し、世界をよりよくしたいと願い、それがポジティブに出た場合、占星術的な言葉で言えば、理想主義を太陽の目的意識とともに利用した場合、理想に向かって進んでいくパワフルなクリエイティビティとなる。
その純粋なエネルギーが内向きに働くと、つまり太陽の力をうまく使えない場合、理想主義はお人よしすぎたり、いい人ぶったり、自分のリソース(能力、時間、お金、労力、身体)を他者のためにじゃんじゃん使ってしまったり、物事が悪くなることを受け止めきれず見て見ぬふりをしたり、辛い現実から逃避をしたりして物事の解決を後回ししたりとネガティブな表出の仕方をする。
いつまでもピュアな感受性の持ち主である一方、精神的にちっとも成長せず、こじらせたまま大人になる人たちも少なくなく、けれど無駄が多いからこそ文化や美に対する理解も深く、だからこそ、このパワフルなエネルギーの使い方を学ぶことができれば、実に建設的な結果を残すことができるという特徴を持っている。
使い方のコツは、まず「近視眼」にならないということだ。
特に、一番遠い天体である海王星(冥王星は準惑星)は、遠視くらいじゃないと焦点が合わない。
明日の献立のためとか、彼の気持ちはどうかとか、そんなささやかなことを叶えるためには海王星は存在していない。
海王星のエネルギーとは、エゴから離れ、100年後の未来のため、大きな全体への奉仕のために利用すべき種類のものである。
ささやかな問題で大騒ぎするから、海王星タイプの人はいつでも不安に襲われている。
近視眼になっているせいで目前がぼやけて見えなくなり、どうしたらいいかわからない!と大騒ぎする。
そんなときは、そのエゴを手放すしかない。
そして、静かに深呼吸をして、少しでも遠くの未来に意識を向けることだ。
そうすると、必ず答えは自分の中にあることがわかる。
実際、自分でもわかっているのだ。
人にかまけたり、報われない努力を続けたり、無駄な道ばかり選択したりしているのは、本当の問題から目を背けていること、自分にとって決して理想とは言えない、思い通りにいかない現実を受け入れるしかないということに実際は気づいているはずなのだ。
今回の逆行を伴った魚座の水星の時期(2/10~4/17)に、まさにそんなテーマが浮きぼりになった人もいるのではないだろうか。
木星、海王星と強いコンタクトを取りながら、しばらく理想と現実との間を行ったり来たりしていた水星・魚座期。
心底の自分の一番弱く、柔らかいところを触れながら、いよいよ4/11には木星も逆行を開始した。
ようやく現実と折り合いをつけることになる。
いつかどうにかなると思っていたけれど、結局、どうにかするには自分が動かなければならない。
いよいよ重い腰を上げなければならない。
長いこと抱えている慢性的な問題を解決していかなければならない。
ここからだ。
理想主義の人たちが射手座木星の強すぎるパワーに煽られ、ヘトヘトになりながらも、その期待やその理想が崩れたそのとき、「私」の進むべき道がようやく姿を現すことになるだろう。
水星・魚座期で思い出した懐かしい人、過去のよき思い出、うまくできた仕事…それらは既に理想化された過去の産物で、それは決して取り戻すことはできないし、取り戻したところで自分のイメージしたものとは既に違うものになっており、失われるべきものだったということ。
水星は魚座から牡羊座に移り、もう現実を歩み始めているのだ。
どこへ行く?
何をする?
水星と火星はミューチュアルレセプション。
新しい世界を新しい考え方、新しいやり方、新しい言葉で始めるには持って来いの時期だ。
人生は試練でも、苦しい現実を耐えるものでもない。
頑張って何とかするものでもない。
そういった無駄な理想主義を手放し、心から楽になるためには、一度は自分自身の力で人生に真っ向から勝負を仕掛けていかなけばいけない。
つまり、ネガティブな理想主義から脱出するためには、自分の太陽活動(個性、独立、自分の理想に向かって自身の力で輝く)を真剣にやるしか道はない。
太陽神アポロンの神殿の“汝自身を知れ” 、老子の言葉”足るを知る者は富み、強めて行う者は志有り”ではないけれど、ないものねだりはやめて(=過ぎた理想はやめて)、自分の”今”を生きるしかない。
理想主義の人は、実際はただ脆弱なタイプというわけではない。
世界をよりよくしていく力を持った強いパワーの持ち主であるはずなのだ。
現実を受け入れ、事実をしっかり認識した後、もう一度、自分の能力を外に向けて使っていく努力をする。
パワフルな創造力を言い訳や堂々巡りのために使うのではなく、新しい未来を創造するために利用していく。
今は、それをするのにふさわしい時期だと思う。
これらの象徴をチャートに持っている人たちは、基本的に豊かな感受性を持ち、美しいものや優しいものを愛し、世界をよりよくしたいと願い、それがポジティブに出た場合、占星術的な言葉で言えば、理想主義を太陽の目的意識とともに利用した場合、理想に向かって進んでいくパワフルなクリエイティビティとなる。
その純粋なエネルギーが内向きに働くと、つまり太陽の力をうまく使えない場合、理想主義はお人よしすぎたり、いい人ぶったり、自分のリソース(能力、時間、お金、労力、身体)を他者のためにじゃんじゃん使ってしまったり、物事が悪くなることを受け止めきれず見て見ぬふりをしたり、辛い現実から逃避をしたりして物事の解決を後回ししたりとネガティブな表出の仕方をする。
いつまでもピュアな感受性の持ち主である一方、精神的にちっとも成長せず、こじらせたまま大人になる人たちも少なくなく、けれど無駄が多いからこそ文化や美に対する理解も深く、だからこそ、このパワフルなエネルギーの使い方を学ぶことができれば、実に建設的な結果を残すことができるという特徴を持っている。
使い方のコツは、まず「近視眼」にならないということだ。
特に、一番遠い天体である海王星(冥王星は準惑星)は、遠視くらいじゃないと焦点が合わない。
明日の献立のためとか、彼の気持ちはどうかとか、そんなささやかなことを叶えるためには海王星は存在していない。
海王星のエネルギーとは、エゴから離れ、100年後の未来のため、大きな全体への奉仕のために利用すべき種類のものである。
ささやかな問題で大騒ぎするから、海王星タイプの人はいつでも不安に襲われている。
近視眼になっているせいで目前がぼやけて見えなくなり、どうしたらいいかわからない!と大騒ぎする。
そんなときは、そのエゴを手放すしかない。
そして、静かに深呼吸をして、少しでも遠くの未来に意識を向けることだ。
そうすると、必ず答えは自分の中にあることがわかる。
実際、自分でもわかっているのだ。
人にかまけたり、報われない努力を続けたり、無駄な道ばかり選択したりしているのは、本当の問題から目を背けていること、自分にとって決して理想とは言えない、思い通りにいかない現実を受け入れるしかないということに実際は気づいているはずなのだ。
今回の逆行を伴った魚座の水星の時期(2/10~4/17)に、まさにそんなテーマが浮きぼりになった人もいるのではないだろうか。
木星、海王星と強いコンタクトを取りながら、しばらく理想と現実との間を行ったり来たりしていた水星・魚座期。
心底の自分の一番弱く、柔らかいところを触れながら、いよいよ4/11には木星も逆行を開始した。
ようやく現実と折り合いをつけることになる。
いつかどうにかなると思っていたけれど、結局、どうにかするには自分が動かなければならない。
いよいよ重い腰を上げなければならない。
長いこと抱えている慢性的な問題を解決していかなければならない。
ここからだ。
理想主義の人たちが射手座木星の強すぎるパワーに煽られ、ヘトヘトになりながらも、その期待やその理想が崩れたそのとき、「私」の進むべき道がようやく姿を現すことになるだろう。
水星・魚座期で思い出した懐かしい人、過去のよき思い出、うまくできた仕事…それらは既に理想化された過去の産物で、それは決して取り戻すことはできないし、取り戻したところで自分のイメージしたものとは既に違うものになっており、失われるべきものだったということ。
水星は魚座から牡羊座に移り、もう現実を歩み始めているのだ。
どこへ行く?
何をする?
水星と火星はミューチュアルレセプション。
新しい世界を新しい考え方、新しいやり方、新しい言葉で始めるには持って来いの時期だ。
人生は試練でも、苦しい現実を耐えるものでもない。
頑張って何とかするものでもない。
そういった無駄な理想主義を手放し、心から楽になるためには、一度は自分自身の力で人生に真っ向から勝負を仕掛けていかなけばいけない。
つまり、ネガティブな理想主義から脱出するためには、自分の太陽活動(個性、独立、自分の理想に向かって自身の力で輝く)を真剣にやるしか道はない。
太陽神アポロンの神殿の“汝自身を知れ” 、老子の言葉”足るを知る者は富み、強めて行う者は志有り”ではないけれど、ないものねだりはやめて(=過ぎた理想はやめて)、自分の”今”を生きるしかない。
理想主義の人は、実際はただ脆弱なタイプというわけではない。
世界をよりよくしていく力を持った強いパワーの持ち主であるはずなのだ。
現実を受け入れ、事実をしっかり認識した後、もう一度、自分の能力を外に向けて使っていく努力をする。
パワフルな創造力を言い訳や堂々巡りのために使うのではなく、新しい未来を創造するために利用していく。
今は、それをするのにふさわしい時期だと思う。
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