nicosmic life --- 心理占星術と未完成な日々

私たちは誰でも宇宙のエネルギーを利用することができる
所属の不安は成長の予感か、それとも青い鳥か?
ここ一週間、セッションでも、いただくメールでも、所属の不安を訴える声が多い。
孤独感、疎外感、ここは私の居場所ではない、そんな声。

所属に失敗すると、人は死を選ぶことがある。
そうアドラーは言ったが、安心できる居場所を持つ、作るというのは、そう簡単ではない。
家族がいても、仕事があっても、どうしようもない孤独に襲われることがある。
そうかと言って、その不安をうまく言葉にすることもできない。

とにかく、受け止めてほしい。
理解してほしい。
私という人間をわかってほしい。
心の声が、そう叫ぶ。

でも、本当にそうなのだろうか。
孤独感、疎外感は、本当に受け止めてもらうことだけが大事なのだろうか。

所属のテーマ、安心できる居場所作りは、占星術では疑いようもなく月の象徴であるが、月の状態が不安定になると、つながりが立たれ、見捨てられたように感じてしまうことがある。

だから、人は誰かと、どこかと、何かとコミットする。
人を慕い、家族や職場、会や仲間と集い、拠り所を作る。
そこにいれば、そこに行けば、私を待っている人がいる。
気遣い合い、心を通わし合い、結びつきを求めあえる。

ならば、そうした環境があれば、人は孤独を感じなくなるのだろうか。
本当に?

もしかしたら、所属の不安は、成長の予感なのではないか。

今いる場所に物足りなさを感じ始めたということはないだろうか。
本当は、もっと自分を試してみたくなったのではないだろうか。
広い世界に向けて、もっと自分を押し広げてみたくなったのではないだろうか。
ならば、孤独感を手放し、勇気をもって飛び出すしかない。

月は、満ち欠け、姿かたちを変える。
「今」の私にフィットする場も人も、時とともに変化していくのは当然だ。
だから、孤独とは、成長の機会を知らせる「武者震い」のようなものかもしれない。

一方で、まったく逆の考え方をすることもできる。

青い鳥が存在すると信じ探し続けるも、結局探し出せないという生き方。
どこかもっと自分にふさわしいところがあるにちがいない、私を理解してくる環境があるはずだと信じ、結果、転職・転校を繰り返す人生。
「このままの私ではダメだ」と自分を追い込み、自分の人生と折り合いがつなかくなり、孤独や不安に襲われることもある。

もしかしたら幸せな場所は、出会うものではなく、コツコツと作り上げていくものなのではないか。
それが所属の安定につながるのではないか。
今の生活、今の自分のよいところを見つけ、それを受容するところから始めてみることができるのではないだろうか。

今、月は満月を過ぎ、下弦の月に向かっている。
天秤、蠍のバイアコンバスタを抜け、火星、土星を追い越し、デトリメントの山羊座へと向かう。

火星の逆行期は、月の裏側のテーマに気づくことができる時期だ。
自分の居場所を未来に向けて求めに行くべきか、それとも作り上げていくときか見極めてみる。
時には、妥協や譲歩が必要な時もある。
孤独に耐える時期もある。
よい時ばかりでないが、よいこともある。

満ち欠けながら、いろいろな心を体験する。
それが月だ。

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