【火曜日は火星の日】
今日、火星と冥王星が90度のアスペクトでコンタクトを取った。
このアスペクトについてのリーディングがTwitterなどで紹介されていますよーという連絡をもらった。
ちなみに、火星サイクル手帳には、このアスペクトを
誰かのために全力で力を使ってみよう!
人のためにやっていたことが気がつけば自分の力になっている。
と紹介している。
これは、まさにポジティブな火星冥王星の使い方だ。
私が今回、蠍座イングレスのときに紹介した糸井重里氏の言葉もそんな意味合いだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
じぶんに、いま力がないと思ったときにも、だれかのために出す力は、ちょっと残っていたりする。そして、力って、使うほどついていくものだ。「だれかの力になりたい」というのは、本能に近いようなことなんじゃないかと思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
しかし蠍座の体験も、また火星、冥王星の体験も、個人の成長度合いによって体験の仕方が大きく変わる。
どの成長の段階にいるのかで、その象徴のとらえ方が大きく変わるので、なかなか一言で言い表せない、そんな個性を持ったサイン、アスペクトである。
私が今回、このアスペクトで伝えたいメッセージとして、今年8月に亡くなったアメリカの作家トニ・モリソンの「他者の起源」という本に寄せた森本あんりさんの言葉を選んでみた。
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「他者化はけしからぬことだからみんなでやめようではないか」と論じたところで、実際に何が成し遂げられるわけではない。
ある時代のある文化に生まれ育つ者は、まずはその文化の規範をみずからのうちに取り込むことで成長する。つまり、われわれはみな、人としての自我をもつ存在となった時点で、すでにその文化がもつ特定の常識や価値観の産物となっている。だから人が他者化の問題を意識するときには、かならず自分の常識や価値観の問い返しとなり、それまで自分が学んできたことの「学び捨て」にならざるを得ないのである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
モリスンの作品は、一様にこの「問い返し」を求めてくる。
conform(規則・習慣・様式などに従う)しているうちは、人間は成人しない、大人になれない。
non‐conformity(非同調、従わない)にならなければいけない。
non‐conformityとは決して社会から分離することではなく、まずエゴ=自信を持つことが大事であるということである。
そのためには、自分で考え、「エゴ」を強く持つことで社会に対して「なぜ」を問いかけていく姿勢を持つ。
社会に対しても対等であること。
相手をたたくのではなく、自分の中に「正しくない」部分が本当にないのか、自分もどこかで誰かを傷つけて、誰かの傷つきの上に立っているのではないか、
彼女の作品はこういったことを考えさせてくれるのだ。
それが火星冥王星のスクエアのテーマにつながるのではないか。
まずは、自分の常識を疑うこと、自分の中の手放しのテーマを深く探っていくこと(考えもなしに、無条件に、誰かの、社会の、何かにうっかり従ってしまってはいないか?)、自分を問い返したうえで、「個」としての生き直しをすること。
その過程の中で、自分の「力」を認識すること。
もう人にとやかく言うもの、思うのも、いやだ。
なぜなら、自分をいじめているような気になるではないか?
全部、自分に返ってくるような気がするではないか?
だからと言って、何も思わず、何も言わずはもっといやだ。
なぜなら、あまりに自分が無力な存在に感じるではないか?
自分の存在が希薄になるではないか?
それなら、non‐conformity(非同調、従わない)を選んでみる。
そうすることで、様々な場において、対等な関係性を再構築することができるのではないだろうか。
そうすることで、真の「握手」が生まれるのではないだろうか?
世界中で人種や国の分断、「ヘイト」の暴力が目立つ中、ユリイカでトニ・モリソンの特集号が出版された。
まさに「予言的」な作家だったと改めて思う。
今日、火星と冥王星が90度のアスペクトでコンタクトを取った。
このアスペクトについてのリーディングがTwitterなどで紹介されていますよーという連絡をもらった。
ちなみに、火星サイクル手帳には、このアスペクトを
誰かのために全力で力を使ってみよう!
人のためにやっていたことが気がつけば自分の力になっている。
と紹介している。
これは、まさにポジティブな火星冥王星の使い方だ。
私が今回、蠍座イングレスのときに紹介した糸井重里氏の言葉もそんな意味合いだった。
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じぶんに、いま力がないと思ったときにも、だれかのために出す力は、ちょっと残っていたりする。そして、力って、使うほどついていくものだ。「だれかの力になりたい」というのは、本能に近いようなことなんじゃないかと思う。
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しかし蠍座の体験も、また火星、冥王星の体験も、個人の成長度合いによって体験の仕方が大きく変わる。
どの成長の段階にいるのかで、その象徴のとらえ方が大きく変わるので、なかなか一言で言い表せない、そんな個性を持ったサイン、アスペクトである。
私が今回、このアスペクトで伝えたいメッセージとして、今年8月に亡くなったアメリカの作家トニ・モリソンの「他者の起源」という本に寄せた森本あんりさんの言葉を選んでみた。
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「他者化はけしからぬことだからみんなでやめようではないか」と論じたところで、実際に何が成し遂げられるわけではない。
ある時代のある文化に生まれ育つ者は、まずはその文化の規範をみずからのうちに取り込むことで成長する。つまり、われわれはみな、人としての自我をもつ存在となった時点で、すでにその文化がもつ特定の常識や価値観の産物となっている。だから人が他者化の問題を意識するときには、かならず自分の常識や価値観の問い返しとなり、それまで自分が学んできたことの「学び捨て」にならざるを得ないのである。
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モリスンの作品は、一様にこの「問い返し」を求めてくる。
conform(規則・習慣・様式などに従う)しているうちは、人間は成人しない、大人になれない。
non‐conformity(非同調、従わない)にならなければいけない。
non‐conformityとは決して社会から分離することではなく、まずエゴ=自信を持つことが大事であるということである。
そのためには、自分で考え、「エゴ」を強く持つことで社会に対して「なぜ」を問いかけていく姿勢を持つ。
社会に対しても対等であること。
相手をたたくのではなく、自分の中に「正しくない」部分が本当にないのか、自分もどこかで誰かを傷つけて、誰かの傷つきの上に立っているのではないか、
彼女の作品はこういったことを考えさせてくれるのだ。
それが火星冥王星のスクエアのテーマにつながるのではないか。
まずは、自分の常識を疑うこと、自分の中の手放しのテーマを深く探っていくこと(考えもなしに、無条件に、誰かの、社会の、何かにうっかり従ってしまってはいないか?)、自分を問い返したうえで、「個」としての生き直しをすること。
その過程の中で、自分の「力」を認識すること。
もう人にとやかく言うもの、思うのも、いやだ。
なぜなら、自分をいじめているような気になるではないか?
全部、自分に返ってくるような気がするではないか?
だからと言って、何も思わず、何も言わずはもっといやだ。
なぜなら、あまりに自分が無力な存在に感じるではないか?
自分の存在が希薄になるではないか?
それなら、non‐conformity(非同調、従わない)を選んでみる。
そうすることで、様々な場において、対等な関係性を再構築することができるのではないだろうか。
そうすることで、真の「握手」が生まれるのではないだろうか?
世界中で人種や国の分断、「ヘイト」の暴力が目立つ中、ユリイカでトニ・モリソンの特集号が出版された。
まさに「予言的」な作家だったと改めて思う。
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