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nicosmic life --- 心理占星術と未完成な日々

私たちは誰でも宇宙のエネルギーを利用することができる
心理占星術的なオーブ=球体の考え方を少し紹介してみる
わたしのテキスト待ちだった火星サイクル手帳の初稿は、校正チームへと原稿が渡っていった。
ここから、大先輩の村上さなえさんをはじめとした数名の方の力を借りて、なかなかボリュームのある2年分のテキスト&データに赤入れをする作業へと移る。
少しずつ広がっていくこの感じは、いつも”うれし恥ずかし”だ。

夜、友だちから「ひとまず片付いたんだね。おつかれー」というねぎらいの連絡をもらった。
美容、健康、お金、将来のことから、おすすめのYouTube、緊急事態宣言の解除についての意見、占星術12サインそれぞれの生きることの難しさについて講釈したり、まあとにかくよくしゃべり、気がついたら夜中の3時半(6時間!)まで電話をしていた。
電話を切って窓の外を見たら、月と火星が仲良く並んでいた。

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この写真の月と火星のオーブは5度。
基礎講座の際に、よく「夜空を見上げてみよう。そして実際の空でオーブやモイエティを確認してみよう」という説明をすることがある。
ただコンピューターではじき出すだけではなく、古代の占星術のようにビジュアルで天体との関係を体験してみようということだが、この写真、東京の空だとオーブ=球体はあまりわからないけれど、月は12度のオーブ(モイエティは6度)、火星は7度(モイエティはその半分の3.5度)を持っているという考えから、2つの天体はコンジャンクションしてるよねーということになる(古典ではホールサインという考え方があるので、それを採用するとこのアスペクトはメジャーアスペクトを取らないと考えなければならないのだけど)。

時々、「イギリスの占星術家「ウィリアム・リリー」が提唱するオーブが最も正しいです」とか書いている古典派の方がいるけれど、ホラリー占星術はともかく、心理占星術的にはネイタルチャートも、その他のチャートも「最も正しい」という考えを採用することはしない。
その時代を生きる人、またその場所、そしてタイミング、そういったものが出来事や人の心理を引き起こすと考えた場合、「正しい」ものはなく、「揺らぐのが前提である」と考えるからだ。

先ほど書いた「東京の空だと球体として見えにくい」と書いたけれど、では「その時代を生きる人、またその場所、そしてタイミングでオーブを考える」という心理占星術的発想とはどういうものなのだろう。

昔、モンゴル草原で「月の出」を見たことがある。
それはまさしく球体で、それこそ12度、もしかしたらそれ以上に感じるほどの光の幅があった。
だから、モンゴルに暮らせば、もっと広範にさまざまなことを感じ取る感受性が身につくのではないだろうか、というような考え方ができるかもしれない。

となると、東京の場合はどうだろう。
東京に住んでいると、せいぜい光が届くのは「我」「我欲」くらい。
自然の泣く声を聞き、生物の悲しみを感じ取るなんて感性は、東京にいたらそうそう働かない。

けれど、晴天の空に満月が上がった時は東京でもくっきりとしたオーブを見ることができて、そんなとき、人は他者への思いやりや優しさを呼び覚まされ、光の広がり=心の広がりを実感できるかもしれない。

とか。

でも、逆にオーブの光が届きすぎてしまうということは影響を受け取りすぎてしまうと考えることもできるわけで、空の澄んだ田舎にいると、他人事も自分事みたいになるから、「孤独」をつくるのが難しいいというような読み方もできる。

みたいな。

だから、オーブは「最も正しい」みたいな固定されたものではなく、その人の、その場所の、その時に現れる心象風景として臨機応変に読んでみるのがいいではないかと私は考えていいる。

だから、出生図のように固定されたチャートを読む場合も、その人のコンディションや周囲との関係性、またはその時々に合わせて、オーブを変えて読んでみるのは大事なことだ。

調子がいい日は、オーブ=球体が広がるし、悪い日はオーブは狭い。
だから、「先生、いつもはぜんぜん読まないのに、何で今、そのアスペクトを採用したんですか?」とか質問されることがあるが、「今、この人はやる気になっているから、いつもより火星のエネルギーを少し強めに取り入れてみたほうがいいと思って」と読んだりすることもある。

人は千差万別。
時は移ろう。
季節や気温、天候によっても空の見え方は違う。
だったら、人の心がさまようのも当然だと考えてみることもできるかもしれない。
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