nicosmic life --- 心理占星術と未完成な日々

私たちは誰でも宇宙のエネルギーを利用することができる
医療占星術 見直し講座を終えて――象徴のシンクロを考える
6か月続いた医療占星術講座を終えて思うことは、ホロスコープ上に示されたすべての象徴が、互いに助け合い、干渉し合い、連動し合って成り立っていることを、さらなる実感をもとなって理解する事ができたということだ。
天体、サイン、ハウスのルーラーシップの関連、またはエレメントの調和的関係、ハウスやサインのモダリティにおける3つのグランドクロスのネットワークの様子、横並びの+極-極のエネルギーの補完関係など、様々な関係性が、それぞれに身体の機能を共有し、支え合い、結び付いている。
ひとつの病気を考えても、表出している現象だけではなく、そうった複雑な関係性が病理を作りだしているのは明らかだ。
今回の講座では、その複雑な関係性のごく一部を整理したにすぎない。
今後、さらに身体構造とホロスコープの構造をわかりやすく結び付けていき、関連性をしっかり整理し、システムを明確化していく必要があるだろう。
長い道のりになる。
まだ日程は決まっていないが、今後も何かしらの形で医療占星術・象徴見直し講座を続けていく予定。

昨日はミッドポイント講座だったが、生徒さんのひとりの質問があり、これに似たような話しで盛り上がった。
質問内容は、「先日の淡路で起こった地震について、いろいろなブログで冥王星の逆行が影響していると書いてあったが、山羊座の冥王星の逆行はそういう意味があるのですか」というものだった。

たったひとつの現象だけで何かを予知したり、意味づけできるほど、自然現象を考えることはそう簡単ではない。
こじつけようと思えば、占星術の象徴なんて、どうとでもできる。
それはネイタルチャートでも医療占星術でもしかりだ。

私は、よく実践読みの講座の時、ちょっとした意地悪で嘘の情報を提示して、チャートを読んでもらうことがある。
キャリアのある自立した女性のチャートを、「母親にパラサイトして生きている無職の男性」と言って読んでもらうのだが、生徒さんたちは、うまいことチャート中から、それに見合う象徴を見つけ出してくれるのだ。
それくらい、象徴は曖昧なものだ。
だから、繰り返される象徴を現実的に積み重ねていかなければならない。

例えば、医療占星術だったら、金星の問題が明らかだった場合、牡牛座、天秤座との関連を、それを支える土星、水星との関連(地、風のエレメントの連動)を、2ハウスや7ハウスの状態を、または金星とバランスを取り合う火星の状態を…と、考えうる様々な関係性を見つけていき、そこでようやく「そういった傾向が考えられるであろう」という、これまた曖昧な答えにたどり着くのが誠実ということになる。
ネイタルチャート読みも同様だ。

また、私が気に入っているもうひとつの手法は、「何がこのチャートを刺激しているのか」といった、個人チャートに対し、シンクロする影響は何かを考えるというものだ。
例えば、トランジットやソーラーアークもしかり、またコンサルテーションチャートもしかり。
もともと持っているチャートを刺激するような出来事が外側からもたらされ、眠っていた可能性を引き出すということもある。
また両親のチャートとシンクロさせ、問題の原因となっている個所を見つけることもある。
そうすると、本人に対する問題がさらに真実味を増してくるのだ。

地震のチャートで考えた場合、今回はもちろん、牡羊座の過剰が刺激の一端であることは間違いなさそうだが、トリガーとなった影響をその他のチャートに求めてみると、地震の原因やその意味がわかることが多い。
今回は、「大きく捉えると、阪神淡路大震災の余震である」という報道があったので、そこに焦点を絞って考えてみる。
ふたつのチャートを重ねてみると、そこには驚くべき連動を観察することができるだろう。
1995年1月17日5時46分のチャートに、2013年4月13日5時33分のトランジット図を重ねてみてほしい。
阪神大震災のチャートのICに対し、正確に火星がコンジャンクションしているのがわかる。
火星は4ハウスのルーラーでもあることから、今の牡羊座の影響ががトリガーとなっている可能性は十分に考えられる。
シンクロしているチャートを見ることによって、冥王星の逆行を考えるだけではわからない、その地震の持つ「意味」に近づくことができるかもしれない。

物事は、互いに影響しあい成り立っている。
たったひとつの現象だけでは説明しきれない、もっと大きな、または根源的な影響というのがあったりするものだ。
その関連を丁寧に積み重ねていくことで、ホロスコープの理解は、さらに深まっているのではないだろうか。
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