nicosmic life --- 心理占星術と未完成な日々

私たちは誰でも宇宙のエネルギーを利用することができる
なぜ職業占星術は難しいのか?
昨日の講座では、職業占星術の準備として、ミッドポイントの有効的な使い方を勉強した。
「ミッドポイントわかりません!」という声が多く、そのためこれからは、上級コースのカリキュラムにちゃんと取り入れようと考えたためだ。

その前に、20分ほど時間を割いて、長々と職業占星術の重要な側面について話をした。
「占星術の最も重要で難解な技術」とノエル・ティル氏自身も言っている通り、ひとりひとりに合った職業を考えていくのは難しい。
ティルの職業占星術メソッドを学習した人ならわかると思うが、ミッドポイント、オリエンタル天体、マイナーアスペクトなど、細かな技術を用いて、繰り返し現れる衝動や欲求を確認し、個人能力の可能性が充満しているハウスを探し当てていく。
これらの手順の習得は、なかなか長い道のりだ。
私も初期学習だった頃、「手順が複雑すぎて腹が立つ」と文句を言いながら勉強していた身の上だったから、生徒さんたちの混乱ぶりもよくわかる。

でも、職業占星術の難しさは、それだけではない。
何より難しいのは、個人がそこに向かっていくようアドバイスすることだ。

テクニックを用いて、個人が進むべき未来は見える。
きっと、この人の人生はこのように生きたら、ホロスコープ全体が喜ぶことになるにちがいないというイメージは見える。
けれど、「よし、彼女はコミュニケーションチャンネルを5ハウスの力で動かしていこう」といったことがわかったところで、そこから先の未来を、彼女の今の人生の延長線上につなげていくという作業は、占星術の技術だけではどうしようもないということがわかる。
現場に出ている人なら、はっきりと実感できるだろう。
誰もが皆、自分の人生を自分の力で開拓できるわけではないのだ。

よく職業占星術の講座の時、笑い話として私が昔、占星術講座のサンプラーとして呼ばれた時の話をする。
ある駆け出しの占い師の人が、私に「あなたは、幼稚園バスの運転手が向いている」と言ったのだ。
私のチャートは3ハウスに水星があり、MCが蟹座なので、象徴を重ねていけばそのようにも読めるのかもしれない。
占星術の弱点はそこにある。
個人を見ずに、象徴だけを拾ってしまうと、かなりトンチンカンな方向へと向かってしまうのだ。

このブログにも再三書いたが、まず私は、その個人の手持ちの札を確認する。
手持ちの札は、未来を生きる手がかりになる。
人はどれほど不満な人生を生きていても、自分の資質や感性(2ハウスや金星、または月や水星)から外れたものを選択していることはない。
なので、過去から続いた「私」を再評価することから始める。
なぜその仕事を選択したのか、なぜその趣味にはまっているのか、過去から作られた私から、個人の人生が作られたエッセンスを抽出していく。
後は職業占星術で導き出された方向に向けて、人生を再構築していけばいいのだが、そこから先は、占星術師の力量がかなり問われる領域になる。

責任感や目的達成の意義(土星的、MC的な社会的役割)など、仕事というもののあらゆる側面を理解しているか。
このような現実感覚もまた、職業占星術を利用するための重要な能力だと私は考えている。
けれど、それ以上に必要な職業占星術的アドバイスは、最初の一歩を踏み出すための「力づけ」にあるのではないだろうか。
恐れや不安といった殻を破り、またはその殻を引きずりつつも、最初の一歩を踏み出す勇気を与える「力づけ」。
akariさんが特別支援で利用しているスモールステップや、「魂の占星術」で活躍中の中西さんに披露していただく予定のコーチング(次回6月12日(水)のアネモネの会で行う予定)など、その方法は何でもいい。
カラーセラピー、アロマ、パーソナルカラー、ボディワークでもなんでも、自分の得意な技術を用いて、個人の最初の一歩を踏み出すお手伝いができれば、後はひとりひとりが太陽の力を使い、人生を切り開いていけるようになる。

そういった方法論をシェアする活動になればとアネモネの会を企画した。
5月14日のアネモネの会eastは、かなりギュウギュウの予感(階段&床座りもアリです)ですが、なんとか開催までたどり着くことができそうだ。
カラーセラピー、みなさん楽しみにしてくれている。
そこから、最初の一歩を踏み出すための「力づけ」のヒントを受け取ってくれたらと思う。

次回12日は、職業占星術講座第5回目。
次回は、今話をしたような未来に向けたアドバイスを考えるまでをやっていこうと思っています。
こちらも引き続き、楽しく勉強していきましょう!
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